周易(しゅうえき)が発展する中で生まれてきた易のひとつで、紀元前1世紀頃に完成されたといわれています。
断易は易の中でも狭義の易ですが、中国ではこの断易が主流です。
日本では、行っている占い師はあまり多くはありません。
周易で使用する筮竹(ぜいちく)ではなく、コインやサイコロを使うことが多いようです。
周易と同じように、二回卦をたて、ふたつ出た卦(上卦・下卦)を組み合わせて吉凶を占うわけですが、断易では更に十二支を当てはめて出た卦を読みとります。
特に必要ありません。
周易で登場した64卦に十二支を割り当て、占時の月日時をからめて占う易占いです。
十二支はねずみ年(子年)、うさぎ年(卯年)といった、いわゆる干支でもわかるように、時間を表します。
よって、断易では、吉凶だけでなく、事の起こる時期もはっきりと答えに出すことができます。 十二支の陰陽五行(いんようごぎょう)を卦の中にみるので、別名『五行易』ともいいます。